11.
2005. 1. 20.
モロッコでの一大イベント「ライード・クビール」(以下ライード)が近づいてきてスフロの街はにわかに活気を帯びてきています。ライードとはイスラム圏諸国で行われる犠牲祭のモロッコでの呼び名で、生きたまま羊の首を切り落とし神に捧げ、家族全員でその羊の脳みそから爪の先まで全て平らげ、一年の健康を願うと言うとてもありがたい年中行事の一つです。クリスマスも、寒風会も忘年会も、盆も正月も無いモロッコではこれが一番盛大なイベント。この日目掛けて皆里帰りをする為、交通機関はパンク状態。乗車率200%なぞ当たり前。今日もパンパンに膨らんだバスがウンウン唸りながら目の前を通り過ぎて行きます。
昨日まで何も無かった所に羊の市が立ち、ここぞとばかりに羊飼い達が街に集まり自慢の羊を売りに出します。道行く人々は犬でも散歩させるように買ったばかりの羊に紐をつなげ、家への道のりを幸せそうに歩いております。あの人もこの人も、老いも若きも男も女も、家族連れもそうでない人も、皆手には羊・ひつじ・ヒツジ…
友人宅までの道すがら、暇なので羊を数えながら行く事にした。
「羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹…」
おいおいぃ、今俺ってリアルで羊数えちゃってるよぉ!などと最高にくだらない事に夢中になっていると、目の前を羊が山積みになったトラックが通り過ぎ、五十七匹まで数えた所で無念の中断。くそっ人の楽しみを…。
とにかく、そんなライード2005「羊祭り」は今週の金曜日開催予定。
詳細次号。