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2005. 2. 12.
ご無沙汰しておりました。なにやら健康診断やら、JICAの集まりやら、知る人ぞ知る「コバ母」がモロッコに来ており相手をしていたものですから……。ほぼ2週間ぶりの我が街スフロ。なんだか故郷に帰ってきたように落ち着いている自分がいます。さて、なんだったっけか?あぁそうだ。ライードの続きですね。
ライード当日は肉を食べずに、内蔵だけを食べる。殺して直の肉が美味しくないのは万国共通の認識のようで、肉を使った料理は3,4日後からちらほら登場してくるのだ。サイード家のライード初日の昼飯メニューは、肝臓の網油巻きと肺のバーベキュー、それにマロケンサラダ。蒸した肝臓を2cm角位に切り分け、それを一つずつ丁寧に網油で包み串に刺していく。どちらももちろん初めて食べる料理だが、肝臓は予想に反しあっさりしていて、さらに網油のこってりさが相乗効果を成し相当美味!肺はなんだか不思議な食感だ。
2時頃から始まった昼食は4時頃一旦お開き。カフェで暫らくダラダラとした時間を過ごした後、9時過ぎから夕食が始まる。メニューはモツ煮込みを連想させる内臓のごった煮。脳味噌のゆで卵和え。そして最後は羊の頭の丸ごと煮込み。どれもこれも強烈な風体とは裏腹になまら美味い!内蔵はトマトベースで良い塩梅。脳味噌は超こってりでフグの白子みたい。羊の顔の皮はトン足みたいな感じでどれもこれも美味だ。晩飯もたくさん食べて「ある はむどぅ りっらぁ」(アラーのお陰で)。大満足の一日であったが、この後世にも恐ろしい羊地獄が訪れようとはこの時夢にも思わず…。
ライード後は同僚からの飯の誘いが急増する。なんせ一杯あるからねぇ。羊が。しかし、どこの家の料理も全て羊のタジンかブロシェット(串焼き)。来る日も来る日も羊、ひつじ、ヒツジ…。タジンも少しくらい野菜が入っていれば良いものを、モロッコでは肉が豊かさの象徴みたいな部分がまだ残っており、招待料理には野菜は全く入っていない。それが彼ら流のもてなしなのだが、毎日毎日胃がもたれてしょうが無い。
さらにライード後10日程は、肉屋が全て閉まり鶏肉も牛肉も買えなくなる。売っているのは羊肉のみ。招待されてでてくるのも羊肉……。なんだか毛穴から羊臭が漂ってきそうな今日この頃。