★香港小話★
3. 買物天国
2004.12.23.
香港の最も重要な収入源の一つが観光業である。面積は東京都の約半分と言われ、ヨーロッパのような名所や遺跡があるわけでもない。しいて言えば100万ドルの夜景ぐらい。確かに少しはお寺や大仏などの歴史物もあるが、日本の奈良や京都と比べるとちゃんちゃらおかしいレベルである。それでも常にたくさんの観光客がやって来るのはショッピングという重要な目的があるからと言っても過言ではない。
1.タックスフリー
香港はタックスフリーの国である。消費税がないのである。もちろん所得税などの税金は存在するが、消費税がないのは観光客にも地元民にとってもうれしい事だ。これも買い物客を増やした要因の一つである。
2.豊富な価格層
香港には高いものから安いものまであらゆるものがあふれている。その理由の一つには中国で生産し、香港を経由して海外に流れていくというシステムにある。お金持ちのための高級ブランドから誰でも買える安物まで幅広い。
3.コピー商品
中国から品物が流れるにあたり、もちろんコピー商品も一緒に入ってくる。恩恵を受けている業者も少なからずいて、コピー商品の流通は日常茶飯事。そんな環境だから著作権にも疎い。訴えられたら撤退するのも早いが訴えられるまではぎりぎりのところで勝負するという風潮がある。もちろん警察も威信をかけて取り締まりを強化するが、いつもいたちごっこである。
4.高級ブランド
ヨーロッパなどの高級ブランド品は日本とは違った流通経路のため日本では買えない種類のものもたくさん手に入れることができる。香港も他の国同様、ブランドショップには日本人観光客がたくさんいる。日本人は本当いいお客さん、そのためショップの店員さんはみんな接客日本語がうまい。
5.偽物時計
中心街へ行くと香港名物の偽物時計売りのおじさんに声をかけられる。偽物のローレックスは1級から4級まであると言われ、あのおじさん達は2級から3級を売っていると言われているが一度も買った事がないので事実はわからない。
6.バーゲン
原価割れても売っぱらえ!香港の夏と冬のバーゲンは8割引や9割引は当たり前である。売れない在庫はそうまでしても処分すべき!日本もかなり安い店が増えてきたが、規制をとっぱらったこの思いっきりの良い風潮こそ、日本も見習うべきところの一つであると思う。
お金持ちから低収入所得者まで、幅広い顧客を相手にできたからこそ、買物天国と言われるまでになったのかもしれない。