★香港小話★
9. 尖閣諸島上陸事件
2005. 5. 5.
気が付けば、3ヶ月もほったらかしであった。ちょっとでも気になっていた人、ごめんなさい。デザインもちょこっと変えてリニューアルです。
先日、中国全土で反日運動があったので、香港の反日事情を少々。
香港はびっくりするくらい親日地域である。バブル期に日本人観光客や日系企業からそうとう儲けた人がたくさんいるからなのかはわからないが、わずか10年くらいで恐ろしい程の日本ブームになった。日本食、日本のアニメ、日本の映画、ドラマ、音楽、アダルトビデオなどなど。このことについてはまた後日述べるとして、香港の中国返還の前年、96年に起こった事件について述べよう。
それは尖閣諸島という島が初めて日本にあると知った、いわゆる領土問題の先駆けみたいなものだった。沖縄県の宮古島の近くにその島は存在する。
中国返還を一年後に控え、親中派の議員らが中心となってデモ集会を起こし、またマスコミ各社の煽りもあり、さらに台湾の親中派の議員と結託して尖閣諸島の釣魚島へ船で乗り込んだのだ。
この事件が日本で報道されたかどうかはわかならいが困ったのは、興奮した議員の一人が海へ起こってしまい溺死してしまったのだ。その矛先はもちろん日本に向けられ、日本領事館前でも抗議運動が行われた。
しかし、一般香港人の反応はかなり冷ややかだった。『返還後、共産党に取り入れてもらおうと思って、派手なパフォーマンスをしてる。』 当時は香港政界でも親英派と親中派で混乱していたため、抗議活動を行った親中派の議員さんはそのように思われてしまった。そんなこんなで反日抗議活動は一気にしぼんでしまったのである。
このような親日地域の香港でも、先日の反日運動で日本車の集団破壊活動があったというから集団心理は恐ろしい。単なる若者の鬱憤晴らしなのか?前述の議員さんのように中国に気を使っているのか?
上海と香港に友達がいるので、今度電話していろいろと聞いてみようと思う。